フリーランスでWEBライターを始めようと思ったときに、最初に何しますか?
たいていの方は、クラウドソーシングに登録するんじゃないでしょうか。クラウドソーシングなら、初心者でもカンタンに仕事が取れますから。
でも、いざ登録しようと思うといろいろ悩むんですよね。「プロフィールとかスキルとか、なに書けばいいの?」みたいな。
そこで今回は、クラウドソーシングプラットフォーム「ランサーズ」の登録方法について「何を書けばいいのか」たっぷり解説しようと思います。
ランサーズのプロフィールは、実績やランクアップなど育てられる要素もあります。育てる方法やメリットも説明するので、実践してみてください。
ランサーズはプロフィールが命です。しっかり作り込めば、収入アップにつながりますよ。
初心者WEBライターでも仕事が取れる「ランサーズ」の登録方法
さて、さっそく「ランサーズ」というクラウドソーシングサービスの登録方法を解説します。
ランサーズは、クラウドソーシングプラットフォームの老舗です。ユーザー満足度が高く、初心者WEBライターにも「使いやすい」と評判です。
いくつか口コミを募集したところ、ランサーズ経験者からこんな回答をいただきました。
初心者にランサーズをオススメする理由(口コミ)
色やデザインなど、サイトがすごくスッキリしていて非常に見やすいです。機能もわかりやすくて、使いやすい。自分の好きなジャンルの仕事が多いです。
報酬が適正かわかる
兵庫県神戸市/30代/男性
企業案件の発注など信用できるものが多く、安心して使えるように思います。仕事の進捗管理もしやすい。報酬が適正かどうか評価できるのも良いです。
出金ルールが厳しくない
埼玉県上尾市/50代/女性
出金ルールが厳しくないので、報酬が消えてしまうリスクが少なくて良いです。手数料は、もうちょっと下げてもらいたいですが……。
簡単な作業の案件が豊富
岡山県岡山市/30代/男性
アンケートやレビューなど、他社よりタスク案件が多いと感じます。契約手続きなしで始められて簡単に終わるので、家事や仕事の合間にも一儲けできるのが楽しいです。
仕組みが分かりやす
兵庫県姫路市/20代/女性
他のクラウドソーシングに比べて、仕事の受注の仕組みや報酬受け取りの仕組みがわかりやすいです。運営の説明ページも、簡易で読みやすくて良いです。
口コミのとおり、ランサーズは評判がいいクラウドソーシングプラットフォームです。これからWEBライターに取り組む初心者は、まずランサーズは登録しておきたいところです。
ではさっそく、登録前の事前準備から説明しますね。
事前準備
ランサーズの利用者登録を始める前に、以下の準備をしておきましょう。
あとの作業が、スムーズに進みます。
登録前に準備するもの
- プロフィール写真【必須】
- 表示名(本名またはペンネーム)【必須】
- キャッチフレーズ(50文字以内)【必須】
- 自己紹介文(1,000文字以内)【必須】
- ビジネス経験(実務経験や運営WEBサイトなど)
- 執筆スキル(得意ジャンル)
- ポートフォリオ(過去の執筆記事)
プロフィール写真は「顔写真」が推奨されてますが、似顔絵やオリジナルキャラクターでも大丈夫です。
同じく表示名も「本名」が推奨されてますが、ペンネームでもOKです。
キャッチフレーズは、モットーや自己紹介の大事な部分を簡潔に要約するといいです。自己紹介とあわせて考えましょう。
ビジネス経験を載せることもできるので、過去の実務経験を棚卸しておくとよいです。WEBサイトやブログを持ってるなら、運営実績を載せてもいいでしょう。
過去の執筆記事がメディアに掲載された経験があるなら、活用できます。ポートフォリオ(作品集)に載せていいか、メディア運営者様に確認しておきましょう。
登録前に見ておくといい記事と動画
つづけて、事前に読んでおくといい記事をご紹介します。
オンライン生放送授業を提供する「Schoo(スクー)」の以下の記事が、登録項目を考えるときの参考になります。
上述の記事では、活躍されてる現役フリーランスとランサーズの取締役CMOが「魅力的なプロフィール」について対談されてます。
ランサーズ未経験者から中級者まで、幅広く役立つ内容です。慣れないうちは、何度も読み返すといかもしれません。
ランサーズが提供する以下の動画も役立ちます。これから登録する方は、一度見ておいた方がいいでしょう。
この動画では、アカウントの作り方(利用者登録)について解説されてます。
ちなみにランサーズでは、以下のどちらかの方法でアカウントを作ります。
- メールアドレスでアカウントを作る方法
- SNSを使ってログインする方法
もうひとつ。
この動画では、以下の2つについて解説されてます。
- ログインすることの重要性
- プロフィール更新の重要性
ランサーズでは「最終ログイン」がクライアントからも見られます。アクティブに活動してることを印象づける方が、受注に有利です。
プロフィールは作りっぱなしにせず、成長させましょう。自分の技能向上や発注案件のトレンドに合わせて、変化させることが大切です。
アカウント登録とランサーランク
あらためて、ランサーズのアカウント登録について順を追って説明します。
最初に登録するのは、以下の3つです。
- メールアドレスまたはSNSアカウント
- ユーザー名(ID)
- ログイン用のパスワード
まずは、メールアドレスまたはSNSアカウントを使って会員登録します。
会員登録が認証されると、ユーザー名(ID)とパスワード登録に移ります。
ユーザ名は本名でもペンネームでもなく、IDとして管理しやすいものを登録しましょう。
ユーザー名は、プロフィールページのURLやペンネームの後ろに表示されます。人に見られて恥ずかしいものは、やめておきましょう。
ユーザー名とパスワードが登録できたら、個人情報のうち以下の項目も登録します。
- 区分(法人または個人)
- お名前
- 性別
- 職業(例:ライター)
- 生年月日
- 都道府県
- 希望時間単価
個人情報が登録できたら、準備完了です。
これでユーザー登録が終わりましたが、今のままでは名前もプロフィールもない状態です。
当然、このままでは誰からも仕事をいただけません。
それとランサーズでは「ランク」が重要で、上位ランクほどクライアントからの信頼と受注数がアップします。目指すは最上位ランクの「認定ランサー」です。
千里の道も一歩から。まずはレギュラーランクを獲得するために、公開されてる要件を満たしていきます。
以下の項目すべて登録すれば「レギュラーランク」のランサーになれます。
プロフィール情報
- 表示名(ペンネーム)
- プロフィール写真
- 自己紹介(300文字以上)
- ビジネス経験または資格
- スキルセット、ポートフォリオ、出品サービスのうちどれか1つ
各種認証
- 本人確認
- 機密保持確認
- 電話確認
もうひとつ「1か月以内にログインしている」という要件があります。登録するときはログイン状態なので、これは割愛します。
では、プロフィール情報の各項目について詳しく説明していきますね。
プロフィールに登録できる情報と注意点
ランサーズを始めたら、まずレギュラーランクを目指すことになります。これを達成するために埋めなきゃいけないプロフィール項目は、5つだけです。
ですがクラウドソーシング初心者は、全項目ビッチリ書いて埋めましょう。じつは「プロフィールが充実しているほど、受注率が高い」というデータがあります。
過去の受注データを分析した結果、プロフィールが充実しているほど、受注率が高いことが分かっています。
それではさっそく、プロフィールを充実させていきましょう。
「プロフィール」で登録できる項目
まずは、プロフィールで登録できる項目を一覧表にしてみます。
全部で11項目あります。
プロフィールで登録できる項目
プロフィール写真 | ご自身の顔写真を載せると、信頼性が向上して受注に有利 |
---|---|
希望時間単価 | クライアントが依頼をする際の目安になる |
表示名(ペンネーム) | 入力するとユーザー名ではなく表示名が表示される |
キャッチフレーズ | 50文字以内で特徴や得意なことを簡潔に表す |
自己紹介 | 経歴や得意な仕事、できる仕事などを詳しく記入 |
主な利用用途(選択式) | 「受注する」か「発注する」が選べる |
現在の職種(選択式) | クライアントから適切な依頼を得やすくなる |
稼働状況(選択式) | 「今は忙しいです」を選択するとスカウトが制限される |
招待設定(選択式) | クライアントからの「提案してほしい」という招待を無償で請けるかどうか選択 |
最低招待金額 | 「招待」を有償で受ける場合の最低招待報酬額を設定 |
報酬額の公開設定(選択式) | 獲得した報酬額・平均報酬額の実績を公開するかどうか設定 |
ランサーズには、ランサーを検索する機能がついてます。クライアントは、この検索機能を使って発注相手を探せます。
検索結果には15人ずつランサーが並び、各ランサーの紹介欄は以下のように表示されます。
この照会欄には、上述の表のうち以下の4つの項目が表示されてます。
ランサー検索で表示されるプロフィール
- プロフィール写真
- 表示名
- キャッチフレーズ
- 自己紹介(最初の180文字程度)
もしこの4つがズラッと並んだランサーの中で見劣りすると、どうなるでしょう?おそらく、競合ランサーに仕事を取られてしまうのではないでしょうか。
では、見劣りするのを防ぐにはどうすればいいのでしょう?
それぞれ、注意点を書いていきますね。
プロフィール写真
プロフィール写真の注意点は、以下の2つです。
- 顔写真が推奨されている
- 「ハロー効果」を狙う
プロフィール写真は、顔写真が推奨されてます。顔写真を使うことで信頼感が増し、受注に有利であることは想像できますよね。
それと、もうひとつ。クライアントがランサーを検索したときに、顔写真を使ってると上位表示されやすくなります。
これは、ランサーズ公式サイトでも公言されてます。
「ランサーをさがす」でのランサー様の表示順位基準の一つにプロフィール顔写真判定と氏名の公開設定を順次組み込み予定です。
設定いただけると他のプロフィール充実度や実績との兼ね合いはありますが、検索で上位に表示されやすくなります。
さらに「ポジティブ・ハロー効果」も狙える写真であれば、より信頼感が増します。
- ポジティブ・ハロー効果とは?
- ある人物を評価するとき、何か1項目の評価が高いと他の項目の評価も高くしてしまう現象。
- たとえば外見の良い人を「信頼できる人」と感じてしまったり、有名大学の卒業生を「仕事ができる人」と感じてしまうなど。
「ポジティブ・ハロー効果」を狙うのも、ランサーズで推奨されてます。
該当箇所を引用します。
プロフィール画像には”この人はいい仕事をしてくれそう”という「信頼感」。”自己紹介文や職種を補足する”「説得力」が含まれている必要があります。
~中略~
デザイナーであればちょっとおしゃれな写真。ライターであればパソコンで執筆中の1コマ。士業系であればスーツをビシっと着込んでみる、など自分のスキルや職種から紐付けて、クライアントに違和感や誤解を与えていないかを考えながら画像を登録しましょう。
顔出しが嫌なライターは、オリジナルの似顔絵を使うといいでしょう。
ランサーズで似顔絵を発注することもできます。発注者の立場が実感できるので、チャレンジしてみる価値ありですよ。
反対に、オススメできない画像もあります。
以下の画像は、目立たないうえに使ってるライターが多いので埋もれてしまいます。どうしても使いたい場合は、しっかりアピールできるか検討しましょう。
埋もれやすいプロフィール写真
- 風景写真
- 花の写真
- ペットの写真
- フリー素材のイラスト
- 見栄えのしないスナップ
プロフィール写真は看板だと思って、会心の一枚を選びましょう。
表示名(ペンネーム)
表示名は、本名が推奨されています。顔写真と同様に、本名を公開すると信頼感が増すだけでなく検索上も有利になります。
中には、名前のうしろにひと言コメントを付けてるライターもいます。
例)山田太郎左衛門/緊急案件ご相談ください!
本名を公開するのが嫌な方は、ペンネームを付けましょう。
ペンネームは日本人になじみの薄いアルファベット表記や、意味をなさない文字列は避けた方が無難です。
たとえば以下のような表示名は、頭にスッと入りません。
Tarozaemon Yamada
TaroYama555
ちなみにツイッターでアンケートを取ってみたら、以下のような結果になりました。
/
??ご協力のお願い
\アカウント名、どのスタイルが一番信用できそうですか?
直感でポチッと1クリックご協力いただけると嬉しいです。
拡散していただけると、もっと嬉しいです。
よろしくお願いします。
— ダット|WEBライター挑戦中 (@webwriterblog) January 29, 2020
「信用」が得やすいのは、漢字の「苗字+名前」スタイルみたいですね。ご参考まで。
キャッチフレーズ
ランサーのプロフィールには、50文字以内でキャッチフレーズを載せられます。かなり目を引くので、ほとんどのクライアントが読んでるんじゃないでしょうか。
キャッチフレーズは、後述する「自己紹介」のタイトルに相当します。「自己紹介」といっしょに考え「自己紹介」の内容とつながりがあるものにするといいでしょう。
たとえば、こんなことを書いてるランサーが多いです。
特徴や得意なことを一言で表わす
- 一番の特徴
- セールスポイント
- モットー
- 経歴や資格
- スキル
- 受賞歴
- 仕事に対する意気込
なお「オールジャンルOK」と書くのは要注意。
ほとんどのメディアはテーマを持っていて、そのテーマで書けるライターを探してます。なので「オールジャンルOK」で9文字使うのは、もったいない。得意分野をアピールしましょう。
他にも以下の3つに注意すると、クライアントに響きやすくなります。
- 客観的に評価できるように書く
- 余計な情報は省略して簡潔に書く
- どんな仕事に需要があるか確認する
客観的に評価できないアピールは「根拠なし」として無視されやすいです。数字や実績を使って、だれでも簡単に評価できるようにしましょう。
たとえば「食レポ自信あり!」より「行った飲食店800軒越え!」とか。「クレカ・金融系が得意です」より「クレカ20枚保有!ローン記事が得意」とか。
どんなライターに需要があるか、募集中の仕事を見ておくのも大切です。
まったく需要がないジャンルのアピールをしても、クライアントの目にとまるチャンスは生まれません。
自己紹介
自己紹介は、最初の180文字が勝負です。
ランサー一覧で表示される自己紹介文は冒頭約180文字まで表示され、以降は「…続きを読む」で省略されます。
自己紹介については、ランサーズ公式から以下のような調査結果が公表されてます。
ランサーズ編集部のノウハウをベースとして、「300文字」以上自己紹介文を入力したランサー様の受注率は、入力していないランサー様よりも直接依頼受注率が2倍、という結果が出ています。
なお、自己紹介についてはランサーズが「記載例」を公開してます。
以下のランサーズ公式タスクに載ってるので、何を書いていいかわからない人は参考にどうぞ。
上述の記載例では、自己紹介文の要素として以下の5つが紹介されてます。
- 可能な業務/スキル
- 資格
- 実績例
- 稼働可能な時間/連絡可能な時間について
- 得意/好きなこと
さらに、以下の2つも入れておくといいです。
- キーワード
- 気軽にご相談ください
ランサーズでは、ランサーをフリーワードで検索できます。なので、検索に引っかかりやすいようにキーワードを入れておきましょう。
ポイント
資格を持ってるならどちらか一方だけ書くのではなく「ファイナンシャルプランナー(FP)」のように両方書いておきましょう。
自己紹介から「親しみやすさ」を醸し出すのも、大切なこと。相談しやすい雰囲気を、プロフィール上で作りましょう。
自己紹介の最後に「気軽にご相談ください」のひと言があるだけでも、印象がよくなります。
登録が必要な「個人情報」
つづいて、登録が必要な個人情報も書いておきますね。
ランサーズでは、以下の個人情報の登録が必要です。
登録が必要な個人情報
区分 | 「個人」または「法人」 |
---|---|
名前(本名) | 必須、非公開(公開設定もできる) |
性別 | 必須 |
生年月日 | 必須、非公開(20代/30代/40代...という概要のみ公開される) |
都道府県 | 必須、公開可能 |
市区町村 | 必須 |
住所 | 非公開、報酬の振込依頼時や本人確認時にのみ必要 |
電話番号 | 非公開、本人確認の認証で利用 |
上述の項目のうち大半は、一番最初の利用者登録のときに登録済みです。ここでは「市区町村、住所、電話番号」の登録を済ませましょう。
なお、先述のとおり本名を表示名に設定すると検索で上位に表示されやすくなります。
「得意なカテゴリ」も登録しよう
ランサーズでは、最大20個まで「得意なカテゴリ」の登録ができます。
登録したカテゴリのお仕事は、マイページでレコメンド(おすすめ機能)が出ます。ランサー検索でも、該当カテゴリで引っかかるようになります。
ちなみに、ライティングジャンルでは以下のカテゴリが用意されてます。受注可能なカテゴリは、全部登録しておきましょう。
- 記事作成・ブログ記事・体験談
- Webサイトコンテンツ作成
- DM・メルマガ作成・制作代行
- シナリオ・脚本・小説作成
- インタビュー・取材
- ビジネス・セールスレター・スピーチ
- 資料作成・レポート・論文作成
- マニュアル作成
- その他ライティング
- ネーミング・名前募集
- キャッチフレーズ・コピー
- セールスコピー
- リライト・校正・編集
- 書籍編集・雑誌編集
- 電子書籍制作
レコメンド機能やランサー検索は、受注を増やすうえで超重要です。
その他の登録項目
さてレギュラーランクになるためには、まだ2つほどプロフィールの登録が必要です。
再掲載しておきますね。
- ビジネス経験または資格
- スキルセット、ポートフォリオ、出品サービスのうちどれか1つ
分解すると、全部で5項目。
この中の2項目を登録すればいいわけですが、可能なら全部登録しておきましょう。ランサー検索の「表示順位」で有利になります。
それぞれ、詳しく解説しますね。
ビジネス経験
昨今、執筆者には専門性や権威性が求められ、クライアントは実務経験に注目しています。需要がありそうなビジネス経験は、できるだけ載せておきましょう。
あなたのビジネス経験が属する業種は、ランサーズ内で「実績のある業種」として認められます。「実績のある業種」は、ランサー一覧のプロフィール内に表示されます。
ビジネス経験の登録項目は、全部で9つあります。
ビジネス経験の登録項目
基本情報 |
| プロジェクト内容 |
| 公開範囲 |
|
---|
ビジネス経験だけでなく、自分のブログの運営経験を載せてるランサーもいます。
なお、ビジネス経験は後述する「スキルパッケージ」としてストアで出品できます。たとえばブログの運営経験を活かして「PVアップコンサル」とか。
WEBライターに取り組む過程で経験したことも、追加掲載していくといいでしょう。
スキルセット
スキルセットについてはランサーズ公式で解説されてるので、引用しておきます。
特定の業界や分野で既に実績をお持ちのスキルをアピールすることが、より良いマッチングに繋がると考えてリリースされた機能です。
ランサーさんができるお仕事の内容、業界、持ち前の技能や能力といったスキルをご登録いただくことで、お仕事を受注しやすくなるものと考えております。
上述した「ビジネス経験」の中にも「スキル」の項目がありますが、書けるのはスキル名ぐらい。たとえば「エクセル」とか「ワード」とか。
いっぽうスキルセットには「できるお仕事の内容、業界、持ち前の技能や能力といったスキル」が書けます。
たとえば「ライティング・ネーミング」カテゴリなら、得意な執筆ジャンルの情報を載せられます。
ライターの登録項目
制作メニュー | スキルセットのタイトル(例:住宅系の記事制作) |
---|---|
希望文字単価 | 1文字あたりの希望単価を0.1~10.0までの範囲で入力できる |
目安納期 | 提示したメニューに対して受注から何日後に納品できるか |
補足説明 | 50文字以内で制作メニューの補足説明ができる |
業界・ジャンル | 不動産・医療・金融・美容・健康・グルメ・エンタメなど業務経験のあるジャンル |
スキル | 記事作成・コピーライティング・ネーミング・リライトなど持ち合わせている技能 |
対応範囲 | 選択式(CMS入稿・ディレクション・企画・取材・撮影・文章・校正・画像・編集) |
一言メッセージ | 依頼を検討しているクライアントにむけて200文字以内でアピールできる |
後述しますが、「スキルの登録数」はランサー検索の表示順位を決める要因とされてます。
できることは漏れなく、たくさん登録しておきましょう。
スキルパッケージ
「スキルパッケージ」とは、ストア方式の指名型マッチングサービスのこと。自分のスキルや実務経験を活かし、提供できるサービスを商品化して出品できます。
百聞は一見に如かず。以下のリンク先から実際に出品されてるサービスを見ると、スキルパッケージがどんなものかよくわかります。
スキルパッケージは、カンタンに出品できます。先述の「ビジネス経験」に応じて、ランサーズがサービス内容や価格を提案してくれます。
試しに「ビジネス経験」タブの以下の場所をクリックしてみてください。
すると、こんな感じで提案してくれます。
なお、出品数もランサー検索の表示順位に影響します。
資格
資格欄では、以下の4つの項目が登録できます。
資格の登録項目
時期 | 資格を取得していた期間 |
---|---|
資格 | 資格の名前(50文字以内) |
詳細 | 資格の詳細、自己PRのように書くと効果的(1000文字以内) |
閲覧制限 | 「誰でも閲覧できる」または「ログインユーザーのみ」から選択 |
先述の「スキル」と同じく、登録数がランサー検索の表示順位に影響します。業務関連の資格は、できるだけたくさん登録しておきましょう。
ランサーズでは、民間資格や業務と直接関係ない資格であっても登録しておくことが推奨されてます。どう受注に結びつくか、わからないですからね。
ポートフォリオ
顔も知らない相手にライティングを依頼するなら、成果物の品質が気になりますよね。お金出して発注したのに、求めるレベル以下の記事が納品されたら目も当てられません。
なので、クライアントは「発注相手の実力が知りたい」と感じてるのではないでしょうか。
そういうクライアントの不安を解消できるのが「ポートフォリオ(作品集)」です。初心者WEBライターであっても、自分が執筆した記事をいくつか載せておきましょう。
ポイント
掲載できる記事がないなら、作ればOK。流行りの「note」を利用すれば、すぐにサンプル記事が作れます。
ポートフォリオでは、以下の10項目の情報を登録できます。
ポートフォリオの登録項目
ポートフォリオ画像 | 注目してもらうためのアイキャッチ画像を載せることができる |
---|---|
フォルダ | ポートフォリオをフォルダで分類できる |
カテゴリ | 選択式(執筆物を載せるときは「その他」を選ぶケースが多い) |
業種 | 選択式(記事の内容と一番近い業種を選ぶ) |
タイトル | ポートフォリオのタイトル(例:住宅ローンの選び方を解説した記事) |
説明文 | 1,000文字以内でポートフォリオの説明ができる |
検索キーワード | ポーフォリオ検索でマッチさせたいキーワードを登録 |
作成した期間 | ポートフォリオに載せた制作物の作成期間 |
金額 | ポートフォリオと同等の制作物を依頼した場合の参考価格 |
関連URL | ポートフォリオが掲載されてるWEBページのURL |
クライアントがランサーを探すとき、ポートフォリオで検索できます。検索されそうなキーワードを、シッカリ登録しておきましょう。
もし「文章のレベルが低いから、ポートフォリオを作りたくない」と思ってるなら、なおさら作るべきです。
品質を理解したうえで発注してもらう方が、トラブルになりにくいですよ。
スキル
最後に、持ってるスキルの熟練度を登録しておきましょう。
ここで登録する「スキル」はクライアントが「絞り込み検索」で指定してソートすることができます。
とくに、以下のスキルを持っているなら必ず登録しておきましょう。注目してもらえるチャンスが増えます。
ライターが登録しておくと良いスキル
- ライティング
- コピーライティング
- Word
- Excel
- データ入力
- HTML
- WordPress
- Adobe Photoshop
- Adobe Illustrator
- ライティング(基礎)
上述の中で「ライティング(基礎)」だけはテストを受ける必要があります。
テストに合格すると結果が「スキルテスト」の欄に表示され「TOP〇%」の表示で強調されます。
成績が悪くても、安心してください。1度受けたテストも、2週間経てば再受験できます。
スキルテストの種類は、以下のリンク先で確認できます。自分に受験できそうなものがないか、確認しておきましょう。
最初のランクアップに必要な3つの認証
これで、プロフィールの登録が終わりました。ですが、レギュラーランクに上がるにはまだ3つの認証をクリアしないといけません。
3つの認証
- 本人確認
- 機密保持確認
- 電話確認
無ランクの状態では、プロフィールカードに「承認がまだ行われていないランサー」と書かれてしまいます。
これではクライアントから信頼を得られないので、受注が難しくなります。いわば、この3つの認証は「ほぼ必須」と言えます。
3つの承認について、もう少し詳しく説明しますね。
本人確認
本人確認は「信頼性の向上」だけでなく、報酬振込口座の確認にも利用されます。
本人確認に必要な書類は、個人と法人で違います。
本人確認に必要な書類
個人 |
|
---|---|
法人 |
|
なおランサーズは「プライバシーマーク」の使用許諾事業者で、個人情報を適切に保護できる体制を持ってます。
機密保持確認
機密保持とは「業務上知った秘密を第三者に教えない」という意味です。詳しくは、利用規約の第17条に載ってます。
ランサーズ利用者はこの「利用規約」に同意したうえで会員登録してます。
「機密保持確認」では「第17条 取引における秘密保持」について、住所・氏名を表示したうえで改めて署名します。
電話確認
電話確認では、プロフィールで登録した電話番号が本人のものであると認証を受けます。
確認作業を開始すると、ランサーズから「24時間対応の電話確認専用ダイヤル」が提示されます。該当電話からその番号にかけると、30秒ほどで確認が完了します。
ここまで完了すると、レギュラーランクが獲得できます。
プロフィールカードのデザインも変わり、受注準備が整いました。
プロフィールを育てて直接依頼(スカウト)を狙え
クラウドソーシングを始めてすぐは、がむしゃらに仕事を取って実績を作ることになります。
では、何のために「実績を作る」のか?
クラウドソーシングで実績を積む理由のひとつが「直接依頼(スカウト)」です。直接依頼されることで、仕事探しの時間節約と報酬アップが狙えます。
- 直接依頼(スカウト)とは?
- 一般公開されてる仕事にこちらから申し込むのではなく、発注者側から直接仕事の依頼をいただくこと。「指名方式」ともいう。
- ランサーズでは「直接依頼(スカウト)」によるマッチングが60%以上を占める。
直接依頼については、ランサーズ公式から以下のようなデータが出てます。
一般公開されてる仕事との比較
- 仕事完了までの工数は50%削減
- 単価は1.6~2倍高い
- 仕事を獲得できる確率が5倍高い
すごいですね。ランサーズ初心者であろうが、最初から「直接依頼」を狙って運用していきたいところ。
では、何に注意して取り組めばいいのでしょう?
ランサーズ初心者は、仕事を取りながらプロフィールを育てましょう。プロフィールの質が高いと、以下の2つのことが期待できます。
- クライアントに関心を持ってもらえる
- ランサー検索の上位に表示されやすくなる
①は言わずもがな。スカスカのプロフィールより実績が濃いプロフィールの方が、クライアントに訴えかけられます。
②ができると、ランサー検索でプロフィールの露出が増えます。それだけで、スカウトされる機会が増えます。
ちなみに、ランサーズ公式から上位表示に影響する項目が発表されてます。引用しておきますね。
▼順位変動要素(順不同)
プロフィール文と検索内容の一致度 | 経歴・資格・スキルの登録数 | プロフィール名での氏名表示 | 顔写真の掲載 | 希望時間単価 | ランサーズ上でのアクティブ率 | 提案数 | ランク | メッセージの返信率 | 過去の受注カテゴリ | 過去のカテゴリ内の平均報酬額 | 受注数 | 報酬総額 | 直近の報酬総額 | ランサーズストアの出品数 | 評価 | プロジェクト完了率 | タスクの承認率 | 直近ご登録いただいているユーザー
ちょっとピンとこないので、どうすればいいのかもう少し具体的に説明します。
ランサーズ初心者は、スタートから以下の4つのことを目標に活動してみましょう。
- 認定ランサーを目指す
- スキルを増やす
- 実績ある業種を増やす
- 満点評価がもらえる仕事をする
それぞれ、もう少し詳しく解説しますね。
プロフ育成ポイント1、認定ランサーになる
一番わかりやすい目標は「認定ランサー」になることです。
クライアントの立場で考えると、シルバーランク以下のランサーに依頼する動機は少ないです。ランサーズの登録が済んだら、まず認定ランサーを目指しましょう。
認定ランサーの条件は以下のとおりです。
- メッセージ返信率(24時間以内)が80%以上
- 仕事を受注してから納品を完了させる割合が90%以上
- 過去1年間の報酬額がカテゴリの中で上位20%以内
- 過去1年間の平均評価が4.8以上
- 重要なプロフィールの入力、本人確認、電話番号確認、機密保持確認を実施済み
認定ランサーの難関は「過去1年間の報酬額がカテゴリの中で上位20%以内」でしょう。
「上位20%以内」に具体的な報酬額は公表されてません。ですが、受注件数10件未満のライターでも認定ランサーになってます。
しっかり受注件数が取れたら、数か月で認定されるケースもあります。
プロフ育成ポイント2、スキルを増やす
プロフィールにスキルを登録することで、ランサー検索の上位に表示されやすくなります。
以下の3つに取り組んでみましょう。
- 資格を取ってプロフィールに登録
- ライティング(基礎)テストを受ける
- 登録できる「得意なカテゴリ」を増やす
いずれも、プロフィールに登録できます。検索上位を狙えるだけでなく、特定ジャンルのクライアントへの訴求にもなります。
プロフ育成ポイント3、実績ある業種を増やす
以下のことをおこなうと「実績ある業種」として認定されます。
- 請け負った業種を増やす
- スキルパッケージに商品登録する
- 多業種のポートフォリオを登録する
- 実務経験を増やし「ビジネス経験」に登録する
「実績ある業種」も検索に影響するだけでなく、プロフィールに載ります。コツコツ増やしていきましょう。
なお、業種は全部で49あります。詳しくは、公式サイトに載ってます。
プロフ育成ポイント4、満点評価がもらえる仕事をする
クライアントからの評価は「認定ランサー」の要件にもなってます。(過去1年間の平均評価が4.8以上)
以下に気を付けて、仕事に取り組みましょう。
- 納期の厳守
- 要件を満たした納品物
- 円滑なコミュニケーション
納期より大幅に早く納品したり求められてる以上に質が高い文章を納品するなど、120点を取りに行く気持ちで執筆しましょう。
発注者が特定のランサーに注目する流れ
最後に、クライアントの立場から「直接発注する流れ」を見ておきましょう。
プロフィール項目の並順から考えると、クライアントは以下の流れで注目します。
クライアントが注目する順序
step
1ランサー検索で上位に出る
step
2アイコン、名前、ランサーランクを見る
step
3キャッチフレーズを見る
step
4実績数、評価得点、プロジェクト完了率を見る
step
5自己紹介を見る
step
6過去の仕事の評価(口コミ)を見る
step
7ポートフォリオを見る
step
8スキルと資格を見る
step
9直接発注する
ここであげた全部の項目が「ザルの目」になります。この目を細かくしていかないと、直接発注を取りこぼしてしまいます。
スタート直後の未熟なプロフィールのままでは、取れる案件も取り逃します。プロフィールは、実績ができたるたびに更新していきましょう。
初心者WEBライターにオススメしたいランサーズの登録方法まとめ
WEBライターは、クラウドソーシングの「ランサーズ」を使えば意外と簡単に始められます。
とは言え、ランサーズの登録はけっこう手間がかかります。プロフィールを適当に作ってしまうと自分で自分の首を絞めることになるので、手が抜けません。
まずは及第点でいいので、登録可能なプロフィールは全て登録しましょう。
あとは案件をこなして実績を作りながら、都度更新していきましょう。
実績がたまりプロフィールが魅力的になると、クライアントから直接依頼(スカウト)が来ます。
ランサーズ初心者は、最初の直接依頼獲得を目指して頑張りましょう。
管理画面が見やすい
北海道札幌市/40代/女性